モチベーションの創造

前々回に書いたコラム『２１世紀の『国富論』に対して、ENSISのLoki氏から大変興味深いトラックバックをいただいた。

■無産市民に土地を！（ENSIS）

Lokiが最近思うのは、現代の企業と「頭脳」であろうが、古代の国と「兵力」であろうが、提供側のモチベーションが目減りする要素が多い時は、危険だということ。

（中略）

確かに日本はモチベーションの低い国になってるようす。自分の経験ですが、高度経済成長期に２０代をすごした人の話を聞くと夢の世界みたいに聞こえます。

何かの本で読んだが、高度成長時代に大企業に入った人の３割は社長になれて、半分以上の人が役員になれたそうだ。（もちろん、その多くが小会社であるが）。いい大学を出て、いい会社に入れば、人生の成功は約束された時代でもあったのだろう。

たしかに、今の日本人のモチベーションは下がっている。
自分の勤める会社に人生の拠所を見出せず、自分の国には不信感を持っている。

そして、こんな時代だから、心ある人（これを読んでいるアナタだ）は気が付き始めたのだろう。自分の道は自分で創るしかないと。自分で会社を作ってもよいし、誰かの会社に投資してもよい。自分のお金は自分で増やし、自分で守る必要があるってことを。

そしてそれは、自ら創リ出したモチベーションになっているはずだ。