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2004年12月27日

野村インベストメント

ヒジカタ

■野村、そごうと西武百貨店を連結対象に
野村ホールディングスは2005年1?3月期から、そごうと西武百貨店を傘下に持つ大手流通グループのミレニアムリテイリングを連結子会社化する。ミレニアムを連結子会社化するのは、グループの投資会社、野村プリンシパル・ファイナンスが今夏の200億円に続き、来年1月末にミレニアムに300億円を出資し、同社への出資比率を6割超に引き上げるため。

この記事が何を意味しているのかよく分からないが、野村ホールディングスが今後、今まで以上に投資事業にシフトしていくことを示唆している可能性はある。

野村といえば証券会社の代名詞。昔でいえば「株屋」だ。
しかし、ネット証券の台頭により、証券業界で野村が持っていた優位性は薄れつつある。

証券会社の未来で書いたように、これからは株の売買を仲介して手数料を稼ぐビジネスモデルは必ず行き詰まる。これからの証券会社は21世紀の銀行として機能しなければ生き残れない。

そして21世紀の銀行、つまり”直接金融時代の主役”に最も近い存在が、野村ホールディングスである。この土俵においては、野村はネット証券などは全く相手にならないほど優位性がある。野村は間違いなくこの方向を目指して進んでいくはずだ。

よく、「野村vsネット証券」という比較を目にするが、そういった図式はあまり適当ではないだろう。むしろ、「野村vs●●銀行」とか、「野村vsソフトバンク」といった図式のほうがしっくりくる。

あと10年もしたら野村證券という会社はなくなっているかもしれないが、野村グループは健在、ますます存在価値を高めているのではないだろうか。



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