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2004年08月28日

ソフトバンクとインボイス

ヒジカタ

『ソフトバンクインボイスメント(SBIN)』

もしも、
・ソフトバンク<9984>
・インボイス<9448>
・ソフトバンクインベストメント<8473>

の3社が合併したら、こんな社名になりそうだ。

もちろんジョークだが、個人投資家に大人気の銘柄である、ソフトバンクとインボイス。
ビジネス的にみて、両社の間には特に利害関係は無いと思っていたが、よくよく考えるとソフトバンクという企業は、インボイスの天敵のような企業かもしれない。

インボイスのメイン事業は、企業内での携帯電話料金の一括請求や、通信料金の卸売りみたいなビジネスだ(詳しくは(8月17日記事:インボイスの衝撃を参照)

一方、ソフトバンクは近い将来、携帯ビジネスに参入し、携帯型IP電話等のサービスにより携帯電話の通信料を劇的に下げることが期待されている。

ここで、考えてみて欲しい。
携帯料金が大幅に下がったり、もしくは月額固定料金などが一般化すると、インボイスがやっている通信料金一括請求や通信料卸売り、のようなビジネスは意味が薄くなり、需要がどんどん減ってくるはずだ。こう考えると、インボイスのコアビジネスには、明るい未来が待っているとは思えない。

そして、インボイスは既に、この事に気がついているはずだ。(たぶん)

このような環境を踏まえて、インボイスは現在、コアビジネスの転換を図ろうとしているのではないか?それには、金がいる。時間はあまりない。

最近のインボイスの大胆な株式戦略やM&A計画は、そんな背景のもとに実行されているのではないだろうか?



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