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2004年08月21日

インボイスの衝撃2

ヒジカタ

先日、読者からの依頼で書かせてもらった『インボイスの衝撃』はなかなか好評だった。

8月20日には無事、東証一部昇格が承認されたインボイス<9448>だが、本日8月21日の日経新聞で、『自社株買い=株価操作』という論点の批判記事が出ている。

要点を紹介すると、

インボイスは株式分割の実施後、親株しか市場にない期間に36億円の自社株買いを実施した。これは子株還流前に需給を引き締めることが狙いで、一種の株価操作とも受け取られかねない行為である。
インボイスおよび執行した新生証券は法令上の問題がないことを確認済みだという。

なんかよく分からんが、インボイスは事前に堂々と発表してやっているわけだし、株価を調整するための自社株買いなど、今ではどこでもやっている。少し前まで自社株買いは禁止されていたが、時代にそぐわないこもあり法令が改正されたわけだ。

日経新聞は、株価操作がまるで犯罪のように書いているが、インボイスはむしろ『株価操作しまっせ!』と大々的に宣言して色々やっているのではないのか?ここが、全く噛み合わない部分だ。また、子株還流前の自社株買いに関しても、インボイスは『個人投資家の利益を守るため』と説明している。

たしかに、インボイスの株価戦略は従来の常識や発想を逸脱したもので、常識的に見れば異常に見えるかもしれない。しかし、株主達はそういったインボイスの新発想を支持して株を買っているのも事実だ。

日経も大新聞なんだし、もっと様々な視点を総合した記事を書いて欲しい(という私も、いつも適当なことを書いているので、人の批判できる立場でないが^^;)

なお、日経の記事がインボイス株に与える影響はたぶん少ないだろう。
何故なら、日経の該当記事を読んで『なるほど』と思うような人は、そもそもインボイス株なんて全然興味ないし、買おうとも売ろうともしない人だろうから。



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