３０年後の世界

時は、2035年某月

世界一のメディア企業、スペースネットグループの総帥、掘江貴文（63歳）のもとに、衝撃のニュースが知らされた。

■新選組社、スペースネットの関連会社株を大量取得。
「なんちゃってネット関連企業」、新選組社は本日、世界最大のメディア企業、スペースネットの関連会社、「ライブドア」の株を40%取得したと発表した。「ライブドア」はスペースネットの前身企業で、インターネット黎明期に大きく成長し、フジサンケイグループや読売グループ、CNNなどの大手メディアを次々と買収し、今日のスペースネットの礎を築いた。尚、現在でも「ライブドア」はスペースネットの筆頭株主である。

掘江「一体、どういうことだ！」

秘書「さあ？？？？？」

掘江「新選組って、一体どんな会社だ。ワシは知らんぞ。」

秘書「最近、注目を浴びているなんちゃってネット関連企業です。」

掘江「なんちゃってネットって、何なんだよ！彼らは一体どんな商売をしているんだ。」

秘書「なんでも、なんちゃってネット会員同士による、なんちゃってコミュニケーションの場を提供し、会員のなんちゃって度合いによって課金するという、斬新なビジネスモデルを展開していると、資料には書かれています。」

掘江「さっぱりワシには理解できんが、そのなんちゃって企業が、我が社に何を求めているのだ。」

秘書「新選組社の社長ヒジカタ氏は、スペースネットのビジネスは30年間変わらず古くさいので、彼らのなんちゃってビジネスモデルのノウハウを提供したいらしいです。」

掘江「よけいなお世話だ！何様だ、そのヒジカタとかいう若造は。我が社はこのやり方を30年続けて大きくなってきたんだ。」

秘書「どうしましょう？」

掘江「叩き潰してやる。我がスペースネットの力を甘くみたことを死ぬほど後悔させてやるわい。わっはっはっはっは。」

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