幽霊の正体見たり枯れ尾花
楽天<4755>やライブドア<4753>が新聞やテレビ等のメディアで報道されるとき、「インターネット関連企業」という枕詞がつく。
あまり気にしていなかったが、よくよく考えると分かったようで分からない呼び方である。
一体、「インターネット関連企業」って何なんだ!
この呼び方の裏には、「インターネット」を利用してビジネスを展開する企業を、なんとなく怪しげで正体のよく見えない企業であるという見方と、こうでも書かないと彼らのビジネスが理解できない、伝える側と受け取る側の認識の低さを感じる。
ライブドアを批判するメディアは多い。
しかし、彼らのビジネスの本質を理解し、伝えようとするメディアは少ない。
今回、、これだけ報道され国民の関心を集めている企業を、いつまでも「インターネット関連企業」と呼んでいるようでは、メディアとしてあまりにお粗末である。
この機会に、「インターネット関連企業」の見えない姿を国民に明確に伝え、そのうえで議論すべきではないだろうか。
幽霊の、正体見たり、枯れ尾花
幽霊だと思って恐ろしがっていたものをよくよく見ると、風にゆれる枯れすすきであったという川柳。姿が分からずに、ただ恐ろしく見える物事も、正体がわかってしまえば案外たいしたものではないという意味。