株新選組
株投資のエンターテイメントサイト! 

2005年01月12日

5万円で買えるマック

ヒジカタ

かつて、マッキントッシュ(マック)といえば、パソコン界のポルシェともいわれ、手に入れるには100万円以上した時代もあった。そんな時代にマックに大金も使ったユーザーなら、今回アップルが発表した新製品をみて、隔世の感を抱いたことだろう。

新しいマック『Mac mini』の価格はなんと、58,590円。
今後10分割でもしたら1台5000円である(せえへん、せえへん)。モニターやキーボードはなく本体だけの価格だが、現在Windowsマシンを使っている人なら、モニターやキーボードを共有することも可能だ。

『Mac mini』の販売ターゲットは明確だ。既存のマックユーザーではなく、Windowsユーザーでかつ、世界的にヒットしているiPodユーザーの”おもちゃ”としての需要を狙っている。

残念ながら、マックをメインマシンや仕事用PCとして使うには様々な障害がある。この事実は動かせない、世の中の9割はWindowsマシンなのだ。しかし、趣味のため、おもちゃとして使うにはマックは最高のマシンだ。多くのWindowsユーザーも、趣味のために5万円くらい余分に投資したって良いと思うかもしれない。アップルの狙いが成功すれば、一家にパソコンが2台。1台はWindows、1台はマックという時代だってくるかもしれない。

かつて、Windowsの世界ではWindwsマシンの圧倒的シェアによるポジティブスパイラル(好循環)が起きた。Windowsマシンが多く出回ることでたくさんのソフトウェアが開発され、たくさんのソフトが使えるからWindowsマシンがますます売れた。そして今、アップルは全く違った形と発想で、iPodによるポジティブスパイラルを巻き起こそうとしているのかもしれない。



[HOME]