株新選組
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2005年01月09日

年齢という先入観

ヒジカタ

先入観や固定観念というのは様々な弊害を生み出すが、その最大のものに『年齢』に対する先入観、固定観念があると思う。

そして、年齢に対する先入観は時代と共に変遷し、昔なら年齢を重ねた人は慎重で幅の広い見方ができると重宝され、若者は経験を積めと軽視された。現代では年配者は時代についていけない、トレンドを理解できない、過去の成功体験にしがみつく厄介者という扱いを受けている。

たしかに現在は、過去の成功体験が活かしにくい、むしろ足かせになる時代であり、新しい考え方を持ち、ITなどの先端ツールを活用しないと難しい時代である。しかし、これが年齢と本当に関係があるのだろうか?

私は、これは「意識」の問題だけだと思う。

「自分はもう年だから、コンピュータは理解できない。」

「昔はこの方法で上手くできた。だから最近の若い奴のやり方は理解できない。」

「ワシは年だからこの先あまり希望がない。それより今まで積み重ねてきたことを守るほうが大事だ。」

「若い奴が生意気に。」

こういった考え方に凝り固まること(つまり意識)が問題であり、たぶん年齢はあまり関係ない。過去にしがみつき、自分の理解を超えたことを頭から否定し、理解しようと努力しないことが一番の弊害である。そのような人々は自分の年齢に自分で先入観を持ち、自分で自分の可能性を狭めているだけである。そして、そのような先入観を持った高齢者、年配者を数多く見ることで、世間や企業は「●●歳を超えた人間はダメ」とか「年配者は害だ」といったような固定観念を持つようになる。

人間の能力という面において、肉体的な面を除けば20代と50代でそんなに違うものだろうか?30代と40代で差が出るのか?私はそうは思わない。

例えば、60代の人でITの重要性を理解しコンピュータを自由に使いこなす人を私は多く知っている。彼らは他の60代と比べて知力とか記憶力が優れているのだろうか?そんな事はないだろう。私の知るかぎり、彼らは物事に先入観を持たず、常に前向きに生き、そして他人に対してバランス感覚に優れれいる。さらに彼らは人生経験を重ねている分多くのことを知っているし、この人から是非学びたいと思わせる。つまり尊敬できる存在なわけだ。

もう一度いう。年齢ではなく意識が重要だ。

株/新選組の読者でもし、「自分は年だから・・・・」と色んな面で諦めの意識を持っている方がいれば、そのように考えることこそが最大の問題だということに早く気がついてほしい。自分の能力を信じ、新しいことにチャレンジし、そして自分より若者を特別視せずパートナーとして見て欲しい。そうすればきっと、あなたは今の時代を味方につけることができるだろう。



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