? レガシー指標と景気:株/新選組
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2004年11月11日

レガシー指標と景気

ヒジカタ

今日の日経は後場になって大きく下げたな(前日比-148円)。内閣が発表した「機械受注」の下方修正が原因という見方が多いようだ。

■9月の機械受注1.9%減 内閣府、基調判断下方修正(アサヒコム)
内閣府は01年9月以来3年ぶりに基調判断を下方修正し、前月までの「増加を続けている」から「増勢が鈍化している」に改めた。回復基調にあるとされてきた景気に変調の動きが出ているとの認識を示すものだ。

うーむ、分からん。機械受注、つまり設備投資の大小が、いまどきそんなに景気を反映するものなのか?

四半期ごとに発表される企業決算が大きく注目される中で、各企業も経費や設備投資には慎重になっており、昔みたいに、儲かればどんどん設備に投資しろという時代ではない。実際、多くの企業が「過去最高レベル」の決算を発表する中、景気が鈍化といわれてもピンとこない。

また、昨今は設備や不動産などの経営資源をできるだけ「持たざる経営」に移行しつつある。設備に投資する金があれば、他の企業に投資(M&A)する時代でもある。

機械受注は参考にすべきひとつの指標だとは思うが、設備投資=景気という、かつてほど単純な図式ではないように思うが、間違っているだろうか。

21世紀の今、景気って一体なんだろう。実に悩ましい。
今夜は朝まで、このことについてじっくり考えてみたいと思っている。(ええから寝ろ!)



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