相場のことは相場に聞け
相場のことは相場に聞け
景気の動向、企業の業績などさまざまな要因を分析することは大切であるが、判断がむずかしいときは、あれこれ考えるより相場の流れに従えということ。「相場はあらゆる諸要因を織り込んで動いている」と考え、相場の流れにしたがって行動することが肝要。
この格言を知ったとき、なるほどと思いながらも、乱暴な格言だとも思った。
仮に、相場が言葉をしゃべれるとしたら、相場に聞いた場合はこんな答えが返ってくるだろう。
「ワシが下がっとるんだから、下がっとるんじゃい。文句あるか」
「ワシが上げとるときは、とにかく買えばええ。何も考えずに買え」
これじゃあ、やっぱり分からんわな。
ちなみに、この格言には迷惑した人が結構いるのではないかと思われる。
例えば、こんな人だ。
「そんな事、ワシに聞かれてもな」