? 金持ち父さんを斬る!:株/新選組
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2004年10月12日

金持ち父さんを斬る!

ヒジカタ

株/新選組の読者の皆さんなら、ロバート・キヨサキ氏のベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ方は多いだろう。

・一生懸命勉強して、いい大学に入り、いい仕事についても金持ちにはなれない。
・彼らは”人に雇われるため”の勉強をしてきたわけで、金持ちになる勉強をしてきたわけではない。
・金持ちになるには、お金についての勉強(ファイナンススキルの取得)が不可欠だ。
・持ち家や車は資産ではない、負債だ。
・金持ちになれない人は、一生懸命働いて負債(家や車)を手に入れ、税金を払う。
・金持ちは資産を持ち、資産から生み出されるキャッシュで欲しいものを買う。

などなど。
このほかにも、目からうろこの話がたくさん書かれている。

私もこの本を読んだときは、『なるほど、そうだったのか!』と体が震えるほどの感動を覚え、卒倒してお●っこさえ漏らした(後半はウソだ)

ネット上には、株式サイトお金持ちになりたい系サイトが数多くあるが、『金持ち父さん貧乏父さん』の影響を受けてサイトを始めた方も多いだろう。

しかしである!
私はこの本を読んだときから、ひとつの疑問を感じていた。

著者であるロバート・キヨサキ氏は、子供の頃から本に書かれている金持ち父さんにお金についての教育を受けながら、30歳を越えるまで、普通の人とあまり変わらない人生を送っている。
一度事業を成功させた事があるが、その内容といえば、特殊な素材の財布を製造して販売するという、どちらかいうと、何処にでもありそうな商売である。

彼は、その商売に失敗して破産したあと、不動産の売買で金持ちになった。
最初は小さなマンションを安く買い、値上がりしたら売り、売ったお金でさらに高い不動産を買い、また売る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これくらいなら、私の近所の爺さんでもやっているぞ!


その後、不動産売買に精通したロバート・キヨサキ氏は、今度は競売物件などの安い不動産を頭金だけで手に入れ、すぐに売り飛ばすという方法で、大きな利益を稼ぐようになった。


これって、いわゆる土地転がしではないのか!


どうも、『金持ち父さん貧乏父さん』に書いていることを、ロバート・キヨサキ自身が身を持って実践している風には見えないのである。もしかしたら、彼はラッキーなだけではないのか?

ま、実際のところは分からんが、本を読んで素直に感じた疑問である。

とはいえ、『金持ち父さん貧乏父さん』を否定するつもりは全く無い。
私は今でもこの本が大好きだし、影響も大いに受けた。今後も、本に書かれている教えを自分なりに解釈して実践していくつもりである。



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