? いつから大企業になったんだ、ヤフー:株/新選組
株新選組
株投資のエンターテイメントサイト! 

2004年09月27日

いつから大企業になったんだ、ヤフー

ヒジカタ

本日、分割日を迎えたヤフー<4689>だが、分割後も売りの圧力は強く、分割前の約半値である499,000円で引けた。なんとなく元気が無いな。

そんなヤフーだが、ライバルである楽天<4755>やライブドア<4753>がプロ野球参入を巡って、連日話題を集める状況をどう見ているのだろうと思っていたら、タイミングよく参考になる記事を発見した。

■ヤフーは球団経営よりも本業のサービス充実を目指す(INTERNET Watch)
社長のキャラクターにもよると思うが(笑)、当社社長の井上の基本方針は「自分たちのやるべきことを着実にやっていく、お客様が欲しいサービスを着実に実現していく」ということ。それ以外の手法で認知を図って、結果的にサービスでがっかりさせてしまうというのでは意味がない。

ま、ポータルサイトとして、圧倒的な知名度と利用度を誇るヤフーとしては、無難なコメントだろう。
一方、ライブドアや楽天からいえば、そんなきれい事は言ってられない。
中身の充実は当然として、それ以上に知名度、利用度でヤフーに少しでも近づきたいのが現実なんだと思う。その為の媒体としてプロ野球に大きな魅力を感じているのだろうし、実際、プロ野球参入を巡る騒動での広告宣伝効果は、計り知れない程あったと思う。ヤフーのコメントは、ある意味強者の論理だ。

そんな事より注目したいのが、記事の中にある、ヤフーがBlogや音楽配信への参入を「検討」しているという点だ。

ひとこと言わせていただくと、「遅い!」

本来であれば、Blogや音楽配信などの有力コンテンツは、真っ先にヤフーから出てこなければいけないのに、記事のコメントによると、「サービスの本質を吟味、洞察している」らしい。

これって、まるで大企業のやり方だと思わないか?
サービス内容の吟味ももちろん必要だが、インターネットの世界はスピードが何より重要だ。いくら時間をかけて良いサービスを考えても、出すタイミングが悪いと意味がなくなるし、一生懸命考えている間に技術やトレンドはどんどん進む。最近はヤフーから斬新的なサービスが出てこないし、お株をライブドアに奪われている印象もある。

冒頭の記事を読んで、「ヤフー、大丈夫か?」と少しだけ心配になってしまった。



[HOME]