あと出しジャンケン
楽天<4755>のプロ野球新規参入について、『あと出しジャンケン』は汚い!という意見をチラホラ聞く。
『あと出しジャンケン』、大いに結構ではないか。
というより、ビジネスの基本だろう。
古くは、松下によるソニーを真似るあと出しジャンケン作戦は有名であるし、IT企業の代表格、ソフトバンク<9984>も『タイムマシン経営』という名のもとに、米国ビジネスモデルのあと出しジャンケンで急成長した。
極めつけは、ライブドア<4753>のポータルサイトで、これなんぞヤフーのあと出しジャンケンというよりは、クローンといっても差し支えない。
あと出しジャンケンは、ビジネス成功の常識なのだ。
さすがは、MBA取得の三木谷!と言いたいところだが、今回の楽天参入劇はそういうレベルの話ではなく、なんとなく裏で工作された、急ごしらえの出来レース。という感もいなめない。もっとはっきり言えばライブドア外しだ。
「ドザエモンだかホリエモンか知らんが、ワシの知らん、わけの分からんTシャツ若造の参入は絶対許さん。宮内君、適当な対抗馬を探してくれ」と、某長老が画策した結果のような気がするのは私だけであろうか。