ヤフー株５０万円時代

今月末に恒例の株式分割を予定しているヤフー＜4689＞だが、株価の動きは冴えない。

本日の終値は1,030,000円（前日比?30,000円）と、8月24日の分割発表後、最安値レベルまで落ちてきている。

この周辺の価格で10月1日の分割を迎えると、株価は50万円前後となり、ITバブル時には2億円近い株価をつけたヤフー株が、ついには50万円ほどで買える時代になるわけだ。買いやすくなるのは良いが、なんとなく寂しい気がする。

分割後、急騰する可能性は充分あるので、チャンスといえばチャンスだが、一方では再び100万円台の価格をつけるのは、当面はかなり難しいと思う。

ヤフーの時価総額は、現在約4兆円。
将来的な期待値を含んだ価格としても、いいかげん限界だろう。何かよほどの大きなステップアップがない限り、時価総額が8兆円というのは現実味に欠ける。

50万前後で安定してしまうと、今後は分割の意味も薄れる。
分割もなく株価が安定したヤフー株なんて、まるで”くりーぷを入れないコーヒー”のようだ（ちょっと違うな）

いっそ、史上初の1,000分割でもして、ライブドア＜4753＞と株価を競うのも一興かもしれないな（可能性１％以下）。