宣戦布告
最近、日経のニュースを見ていると、頻繁に目に付く話題が2つある。
・プロ野球の再編問題。
・電話の価格戦争。
この話題の中心となっている企業は3つ。
ライブドア<4753>
楽天<4755>
ソフトバンク<9984>
プロ野球の問題と、電話ビジネスを巡る競争は全く違う分野に見えるが、実のところ、本質的には全く同じである。
「既得権勢力」対「新興勢力」
既得権を持つ支配者勢力に対して、新興勢力のリーダ的存在である企業が、いよいよ本格的に宣戦布告を始めたと考えても良いのではなかろうか?
こうした動きをきっかけに、今後あらゆる企業を巻き込んで、経済史上に残る大戦争へ発展する可能性もある。そして、その戦争に新興勢力が勝利を収めたら、新興勢力は”新興”ではなくなり、支配者となる。一方の旧勢力は弱体化し、やがて駆逐されるだろう。
勝負の行く末は分からないが、どちらに加担(投資)するかの判断は極めて重要だ。
もしも、あなたが戦国時代の投資家だとして、桶狭間の戦いの前に、織田信長に投資するか、今川義元に投資するかの判断を迫られているようなものだ。
勝者に投資すれば莫大な利益を得られるが、敗者に投資すればすべてを失う。
これが戦争というものだ。
ちょっと大袈裟かもしれないが、それだけインパクトのある戦いが、いよいよ始まろうとしている事を私は訴えたい。くれぐれも負け馬には乗らないように気をつけてくれ。