ヤフー神話の崩壊？

昨日、取引終了後に発表されたヤフー＜4689＞の分割（9月末の株主を対象に1：2の分割）だが、ほぼ予想されていた分割であり、株価は既に織りこみ済みとみた利益確定売りが多く、本日の終値は前日比-30,000となった。

ヤフーは2002年の3月以降、毎年3月と9月に1：2の株式分割を実施してきた。
2002年9月以降に実施された分割とその後の株価推移を簡単な表にしたのでご覧いただきたい。

＜ヤフー分割後の株価推移＞

2004年3月までの分割では、分割後も株価は着実に上昇し、まさに資産倍増株といえる。
しかし、前回、2004年3月の分割から今回の分割まで、株価は分割直後につけた127万円から徐々に下落し、ほぼ前回分割後の理論値に近い株価で落ち着いてしまった。

これは一体、何を意味するのだろう？

ヤフー株も既に頭打ちなのか。ヤフー神話はもう薄れてしまったのか？
今回の分割から、次回（おそらく2005年3月）までの株価推移に注目したい。もしも2回連続、分割後の株価上昇がなければ、ヤフー株の前途は怪しい。

最後に私から提案だが、次回からフェイントをかけて、ある日突然分割発表してはどうだろう。（2ヶ月連続で１０月もやるとか、次は１０分割するとか。）