企業は人なり
ヒジカタだ。
実質の創業者で、浜崎あゆみや安室奈美恵などを育てた名物プロデューサである松浦真在人(まつうら・まさと)氏らの退任騒ぎで、昨日ストップ安となったエイベックス<7860>だが、結局、松浦氏らが復帰することになり株価は持ち直した。
ちなみに、松浦真在人氏とはこんな人だ。
一見、コンビニでバイトしているような茶髪の兄ちゃんが、日本でも有数のレコード会社の命運を握っている。
「企業は人なり」というが、IT企業や新興企業ほど「人」に依存する部分が大きい。
トヨタの社長がいきなり辞任しようが、NTTの社長が突然失踪しようが、おそらく会社はびくともしないだろう。しかし、例えば孫正義氏が突然死んだらソフトバンクは大打撃だ。ビルゲイツが死んでも同様。話題のライブドアなど、堀江社長が辞めると同時に会社は終わる。
<カリスマ経営者は何故か、童顔が多い>
そんな、カリスマ経営者がいる企業は競争に強い反面、いかにも危うい。
彼らのような企業の株に投資する場合、その命運はほとんど、たった一人の人間の肩にかかっているといって過言ではない。
そんなことを思うと、ちょと怖い気がした、エイベックスの騒動だった。