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2004年08月01日

人類最大の発明

かのアインシュタイン博士が、人類最大の発明は何かと聞かれて、「複利だ」と答えた話は有名だ。

アインシュタイン
<稲川淳二とちゃうで?>

複利の効果を実感させるたとえ話に、ニューヨーク、マンハッタン島の話がある。マンハッタン島は1626年にわずか24ドルで白人に売られた。人類史上最も良い買い物のひとつだろう。しかし、24ドルを1626年から年6%の複利で運用し続けたらなら、現在のマンハッタン島を 買い戻せる金額になっているという。なかなかスケールの大きい話だな。

k2-man4.jpg

しかし、私は複利なんかより、「借金」のほうが人類最大の発明に相応しいと思う。

もしも、借金という制度がなかったらどうだろう。
経済はほとんど発展しないか非常に発展のスピードが低いだろう。そして、土地などの不動産を持っている人のみに、富が集中することになるはずだ。

株の世界でも、「信用取引」という、一種の借金制度が、市場を活性化させている。
いうまでもなく、信用取引は

・持ってもいない株を売れる(空売り)。
・持っているお金の約3倍の規模で、取引が行なえる(信用売買)。

この制度があるおかげで、株式市場は経済の実態以上に活性化するし、市場の成長スピードもあがる。そして、相場に絶対ということが無い事も、信用取引がある事が大きな要因だ。

もしも信用取引がなかったら、国家の中央銀行がその動きをコントロールできてしまうに違いない。

信用取り引きは諸刃の剣であることは事実だが、市場の発展に大きく寄与していることは間違いないと思うのだが、いかがだろう。



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