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2004年07月24日

四半期決算を信じるな

ヒジカタ

現在、株式市場は、各企業の第一四半期決算の様子見で、出来高が激減している。

昨年度より試行され、今年度から本格的に始まった四半期決算開示。
上場企業は3ヶ月ごとに財務実績と予測の公開を義務付けられているわけだが、結論からいうとあまり信用しないほうが良い。(特に第一四半期(4月?6月)は)

日本ではまだ多くの企業で、四半期毎に決算の節目を迎えるという業務に慣れていない。
よくて半年、多くのサラリーマンは1年という節目で仕事をしている。

4月から6月なんて、花見だ、歓迎会だ、計画作りだと、売上に直結するような仕事はほとんどしてない。

あがってくる売上数字にしても、その年度の実力を表しているとは言い難い。
前年度に売り残しの多かった企業は4月?6月にやたらと売上があがるし、前年度に前倒し販売をした企業(出荷だけして表面上の売上数字を出すとか、いろいろ技があります。)は、翌年の最初にツケがきて4月、5月はさっぱり売れない。

したがって、第一四半期の決算数字は、やたら良いか、悪いかに二極化する。
もしも売上達成率105%、前年比110%なんてきれいな数字を出している企業があれば、たぶんなんらかの操作(違法ではないにしても)をしてます。

不肖、ヒジカタも某企業で決算資料の作成を担当しているが、よくまあこれだけ取り繕えると、我が社ながら感心している(+_+)\バキッ!

あと数年もしたら徐々に実体も変わってくるだろうが、現状では四半期決算など、そんなもんである。


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