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2004年07月22日

名を捨て実を取る

ヒジカタ

ヒジカタだ。
三菱自(7211)の状況については、株価も含めて注目しているが、アサヒコムにこんな記事が載っていた。

■「社名、車名も脱三菱の視点で」 三菱自の企業倫理委(アサヒコム)

委員からは「社名や車名も含めて『脱三菱』の視点が必要だ」と、「三菱ブランド」に頼らない再建を求める意見が出るなど、同社を取り巻く厳しい環境を象徴するスタートになった。

まったく同意見である。
そういう意見が出だしたことは一歩前進したともいえる。

現在、三菱自動車は多くの困難を抱えているが、その困難の中でも最大のものが、彼らが『三菱自動車』であるという困難である(変な表現だが)。

三菱グループがメンツをかけて守ろうとしている『三菱』というブランドが、実は再生に向けた最大の困難になっているとすれば、これほどの皮肉はない。問題になっている数々のクレーム隠しも、もとはといえば『三菱』ブランドを守るためのものだったという。

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ブランドというものは、守るものではなく、顧客の信用から生まれる付加価値である。

三菱が命をかけて守らなければならないのは、ブランドではなく顧客の信用であった事を忘れなければ、もしかしたら再生も可能かもしれない。



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