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2004年07月17日

ライブドアという企業を考える

ヒジカタ

近鉄バッファローズ買収騒動で一躍世間での認知度が高まった、ライブドア

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この新興ネット企業の時価総額は、現在約4400億円。実体と時価総額がかけ離れているのはネット企業の特徴であるが、それでも尋常ではない価格である。

相次ぐ株式分割により株の単価を下げ、多くの一般投資家(多くが株のど素人)を集めた結果であり、それこそ子供でも変える株価を維持している。その企業戦略は賛否両論であるが、私が面白いと思っているのは株主の多くが、若く、そしてある種のライブドアの信者になっていることだ。

教祖である堀江社長のもとに集まる数多くの若い信者(株主)たち。
堀江社長

株への投資金額は一種のお布施であり、そして少なくとも今まで、そのお布施には多くのリターン(利益)があった。儲かった彼らはさらにお布施をし、会社が次々に放つ金儲け戦略に熱狂的に反応する。

今回の近鉄買収騒動において、ライブドア信者たちは自らのサイトで応援し、買収を妨害しようとした読売新聞グループや西武グループに対して不買運動も展開しているらしい。株主が組織的にこのような行動を起こす企業を私は知らない。

仮に、堀江社長が選挙に立候補したとすれば、ライブドア信者たち(普段、彼らは選挙など行かない人ばかりだろう)の多くは、堀江社長に投票するだろう。

ライブドアという企業は、企業ではなく「金儲け教」ともいえる宗教法人ではないだろうか。

これは、否定しているのではなく、私はライブドアという企業にとんでもない可能性を感じるわけだ。
みなさんは、いかがだろう?



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